はじめまして、こんにちは
3児のママの斎藤夏未です。

2020年1月 第1子出産 24歳
2021年6月 第2子出産 25歳
2025年4月 第3子出産 29歳
1人目を出産した当時、夫の社宅に住んでいて、交通の便も良く、外出するにも駅から徒歩15分と比較的におでかけもしやすく、ショッピングセンターや医療機関も近く都営バスも走っているから、とっても助かっていました。
そして、第一子が生まれて、1ヶ月検診まではお家を出ないようにお家で赤ちゃんとゆっくり過ごしてください。と産院で言われて、きちんと守っていて、もう限界!!と泣きながら夫にコンビニに行かせて欲しい。一人で行きたいと悲願しました。
あの時は、ただお家から出ちゃダメというプレッシャーとずっと赤ちゃんと一緒にいる生活が苦しくて、どうにかしたかったんです。
やっと、1ヶ月検診が終わって、お友達がお家にお祝いに来てくれると予定をたくさん立ててワクワクしていたら、ニュースを見ても、携帯を開いても嬉しくない怖いニュースばかりでした。
「緊急事態宣言」が発令され、誰しもが何が起きているのかどんな情報が正しいのかすら分からなかった。
ただでさえ、初めての育児でネットや本で調べていたのに、怖い情報やデマばかりで、信じていいのか嘘なのかすら分からなかった。
友達との予定はキャンセルし、スーパーに行くことすら自由にできなく、お会計も前後2m離れなくてはならず正直に言って自分がバイキン扱いされてるのかなと感じるほどでした。
どうしても行かなくてはならない予定があり、子連れで電車に乗ったら、知らないご年配の方に「母親失格ね」「こんなに小さいのに可哀想ね」「コロナのこと知らないのかな?」とヒソヒソ言われすっごく胸が苦しい思いをしながら電車に揺られていました。
お願いだから、泣かないで。こっちに視線を集めないで。先が見えない不安。
子どもが生まれて幸せなはずなのに、家の前を流れる川を見ては、大きい声で泣き続ける息子を抱っこをして一緒に泣く毎日で、限界を迎えていた私は、泣いている息子に「うるさいもう知らない」と言って、お布団に寝転がらせて洋服を着ながらシャワーを浴びていた。
正気じゃなかった。辛かった。毎日、夫だけ会社に行って人と話せて自分の時間があってすごく羨ましく「今日何してたの?」と聞かれるだけでズーンと落ち込んでいた。
外を散歩すれば周りの目が気になって、家にいると泣き声と後追いにやられて自分の唯一の楽しみが、コンビニに行くことでした。
たったその時間が私のメンタルを保っていてくれていた。
節約をしないといけないけど、自分の心を大切にできない限りこの子を痛めてしまうかもしれない。
そんな自分が怖かった。救ってほしかった。
だけど、保健センターにも市町村にもプライドだけが邪魔して頼れなかった。
初めて、産後に夫に預けて美容室に行けたあの日すっごく心が満たされて、夫にも息子にも愛おしい気持ちを持てた。
産後ってそれほど人の余裕がなくなるんだよね。
色々な人から聞いているからわかっていたつもりだったけど、コロナという感染症ももちろん怖かったけど人間が一番怖かった。
だけど、私を救ってくれたのも人でした。
だから、私は救う手段として、この働き方を選びママと赤ちゃんのためのベビーマッサージ教室を開講して地域の子育て中のママたちの気軽に立ち寄れる場所作りを行なっています。
